複利計算機のしくみ
計算式:Kn = K0 · (1 + p)n。期間が長いほど効果は大きくなります。
背景と詳細
複利がなぜこれほど強力なのか
複利では、元本だけでなく、すでに加わった利息にも利息がつきます。そのため資産は一定のペースではなく、指数関数的に増えていきます。最初の数年は地味に見えますが、1年あたりの増加額はどんどん大きくなります。本当の飛躍は、期間の後半になって初めて見えることがよくあります。
結果の読み方
最終金額は、運用期間の終わりにおける元本と、積み上がったすべての利息の合計です。別に表示される利息(運用益)は、まさに複利によって生まれた部分です。ぜひ元本と比べてみてください。長期間でそれなりの利回りなら、運用益は当初の元本をはっきり上回ります。
現実的な前提
- 年0.1〜1%:定期預金や信用力の高い国債など、安全な運用先。
- 年3〜5%:広く分散した株式市場の長期平均として。毎年ではなく、数十年単位の話です。
- 年10%超:不可能ではありませんが、高いリスクを伴います。二桁の利回りを前提に据え続けると、すぐに非現実的な試算になります。
よくある間違い
典型的なミスは、とても長い期間にわたって楽観的すぎる利回りを使うことです。わずかな差が雪だるま式に膨らみます。30年で5%ではなく7%にすると、最終金額はほぼ倍になります。同じようにインフレを忘れがちです。名目6%でインフレ2%なら、実質はわずか約4%です。実質的な購買力を見たいなら、インフレ調整後の利回りで計算しましょう。
この計算機が向く場合
これは一括投資のための計算機です。一定の金額を何年も置いて運用するケース、たとえば相続、退職金、ボーナスなどです。毎月定期的に積み立てるようになったら、積立計算機のほうが現実をよく表します。信託報酬がかかる株式投資なら、つみたて投資計算機がコスト(信託報酬)も考慮します。複利計算機は思考の道具として使ってください。利回りと期間をいろいろ試して、時間がどれほど自分の味方になるかの感覚をつかみましょう。