ローン計算機のしくみ
分割払いのローンは元利均等返済で返済し、毎月の返済額は一定です。計算式:Rate = K · i / (1 − (1 + i)−n)。i は月利、n は返済回数(月数)です。
背景と詳細
計算結果には3つの数字が出ます。毎月の返済額(実際に口座から引き落とされる金額)、支払総額(すべての返済を合計した額)、利息総額(支払総額から借入金額を引いた額)です。判断のうえで一番大事なのは毎月の返済額ではなく、多くの場合この利息総額です。借入の本当のコストがここに表れます。
標準的な数値は?
カードローンやフリーローン、目的別ローンの金利は、信用力に応じておおむね年3%から9%の範囲です。マイカーローンはこれより低めのことが多く、リボ払いやキャッシングはかなり高くなります(年15〜18%超)。目安として、毎月のローン返済額の合計は手取り収入の35〜40%を超えないようにしましょう。これを超えると日々の生活が苦しくなります。
よくある間違い
- 返済額だけを見る:長期返済で毎月の返済額が低いと安心感はありますが、利息が数十万円単位で多くかかることがよくあります。
- 表面金利と実質年率を混同する:商品を比較するときは必ず実質年率(手数料を含む金利)で比べましょう。
- 団信や保証料を見落とす:これらはローンに上乗せされることが多く、本当のコストを押し上げます。別途計算に入れてください。
実践的なコツ
返済期間をいろいろ試してみましょう。試しに1〜2年短くして、利息総額がどれだけ下がるかを見てください。毎月の返済額はそれほど増えないのに、利息は大きく減ります。収入が少なかった月でも払い続けられる範囲で、できるだけ短い期間を選びましょう。契約前に繰上返済が手数料なしでできるかも確認してください。臨時収入があったとき、これでローンを早く返して利息を節約できます。
利息と元金の関係を理解する
各回の返済は2つの部分から成ります。現在の残高にかかる利息部分と、残高を減らす元金部分です。最初は利息の割合が大きく元金は小さいですが、返済を重ねるごとに残高が減り、その比率が逆転していきます。だからこそ、繰上返済や元金を多めに返すことで利息が割合以上に節約できるのです。残高がまだ大きい早い時期に手を打つからです。
この計算機が向く場合・向かない場合
この計算機は、金利固定で毎月の返済額が一定の元利均等返済ローンに最適です。一括返済型のローン、変動金利、当初の元金据置期間がある場合、または金利固定期間付きの住宅ローンには、おおまかな目安にしかなりません。その場合は住宅ローン計算機か、金融機関の正式な見積もりを根拠にしてください。ただし、複数の期間や金利をすばやく比較して本当のコストの感覚をつかむには、申込前の最強のツールです。